腰対策のマットレス選びで知っておきたいこと

高反発マットレスには種類がある?違いや特徴は?

高反発マットレスには種類がある?違いや特徴は?

高反発マットレスというと、眠りの質を上げてくれる寝具というイメージがありますが、素材によって寝心地や特性は変わります。
高反発マットレスにはどんな種類があるのか、また何が違うのかなど、素材による特徴を見てみましょう。

ウレタンフォーム

高反発マットレスと聞いて最初に思い浮かぶのが、このウレタンマットレスではないでしょうか。硬質・スタンダード・高弾性・フィルターフォームの4種類があり、それぞれに質感や特性に差があります。

基本的に体圧分散性に優れ、反発力もあるので、体全体をしっかりと支えてくれるのが特徴です。ただし通気性が悪いため、こまめにお手入れをしないと裏側にカビが生えたりすることがあります。比較的軽量なので、お手入れはしやすいでしょう。

ファイバー(樹脂)

エアー系と呼ばれるマットレスで、アスリートが愛用していることでブームになりました。樹脂を網目状に編んで固めた素材でできています。特徴はなんと言っても通気性の良さです。

また水洗いができるので、清潔に使用することができます。夏は涼しくて快適なのですが、通気性の良さが裏目に出て、冬は寒いと感じる人もいるようです。

ボンネルコイル

らせん状に巻いたコイルスプリングを連結させたマットレスで、強い弾力性が特徴です。体を面で支えてくれるので、柔らかいマットレスのように体が沈むことがありません。

通気性がよく湿気がこもりにくい素材ですが、表面に使われるウレタンの素材によってムレやすさは変わってきます。またコイル同士が連結しているため、動いた時の揺れが気になる人もいるかもしれません。

ポケットコイル

コイルスプリングを一つずつ小さな袋に入れて敷き詰めた形のマットレスです。ボンネルコイルのように連結しているのではなく、一つ一つが独立していますので、点で体を支えることができ、動いたときの揺れもあまりありません。

耐圧分散性に優れ、フィット感もボンネルコイルより高いという特徴がありますが、反面重量が重いため、日々のお手入れが大変というデメリットもあります。

ラテックス

天然ゴムの樹液を採取し、発泡させて作るマットレスです。工程の中で他の原料をどの程度混ぜ合わせるかで、天然ラテックス100%、天然ラテックス、合成ラテックスの3種類に分けられます。

天然ゴムの保有量80%以上が天然ラテックス、それ以下だと合成ラテックスとなります。ラテックスマットレスの特徴は、高反発なのに寝心地が柔らかいということです。

また天然ラテックスは抗菌性があるので衛生的で、カビやダニを寄せ付けにくいという優れた特性があります。ただし素材がゴムなのでムレやすく、どっしりとした重量があるのでお手入れに手間がかかります。またゴムアレルギーの人は使うことができません。

まとめ

ひと口に高反発マットレスと言っても、これだけの素材の差があるということをわかっていただけたでしょうか。

住環境や使う場所、シングルやダブルなどの大きさ、寝心地の好みなどたくさんの要素によって選ぶべきマットレスの種類は変わってきます。ひとつひとつの特徴や、使う上でのメリット・デメリットをしっかり確認しながら、選ぶようにしてください。

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