高反発マットレス・体重が重い人と軽い人が一緒に寝るにはどうしたらいい？

高反発ウレタンマットレスは体重に合わせたニュートン数のものを選ぶのが基本。体重が重い人は硬いマットレスで、軽い人はやわらかいマットレスで寝たほうが、体圧分散がうまく行って安眠を得ることができると言われています。

でも一緒に寝ているパートナーの体重が大きく違うときは？そんなときのアイディアをお伝えします。

ニュートン数と体重の関係

ニュートン数というのはマットレスの硬さを示す単位で、ニュートン数が高ければそれだけ硬いマットレスということになります。パートナーの片方が体重50kg台で、片方が80kg台だとしたら、同じニュートン数のマットレスに寝ると体重が軽い人は硬すぎて眠れないとか、体重が重い人は体が沈み込んで寝心地が悪いなどといった不具合が生まれるのは明白ですね。

では体重が近い二人だったらどうでしょう。一般的には体重50kg台の人は120～140ニュートンのマットレスが、60kg台の人には120～160ニュートンが適度な硬さとされています。パートナーの片方が50kg台で、もう片方が60kg台だとしたら、同じマットレスに寝ることは数字的には可能です。うまくすると140ニュートンのマットレスにお互いに快適に一緒に寝られるかもしれません。

でも実は二人の体の歪みや寝姿勢、寝心地の好みによって、適したマットレスの硬さや素材が違うことが良くあるのです。これまでダブルの布団やベッドで寝ていた二人が高反発マットレスに買い替えをするなら、どんなふうに選べば良いのでしょうか。

体重の違う二人が一緒に寝るには

快適さを求めるのであれば、ダブルのマットレスを買うのではなく、それぞれに合ったシングルのマットレスを2つ買うのが正解です。マットレスの厚みを合わせればそれほど違和感なく一緒に寝られますし、同じマットレスをニュートン数別に展開しているメーカーもあります。

シングルであれば重量もダブルよりはかなり軽くなりますので、日々のお手入れもラクになります。でもどうしてもダブルのマットレスで一緒に寝たいということなら、ポケットコイルのマットレスを使うのがおすすめです。

ポケットコイルマットレスの嬉しい特長

ポケットコイルなら体を点で支えるため、体重が違ってもその人の体重にあわせて体を押し上げてくれるので、体圧分散性も高く快適に眠れるはずです。また同じところばかりに圧がかかるとどうしてもヘタリやすくなりますが、上下左右を定期的に入れ替えるとマットレスも長持ちします。

体重の重い人と軽い人の側を交換しながら使うことになるので、それだけ長く使えるかもしれませんね。そしてポケットコイルマットレスのもうひとつの特長が、動いても揺れが小さいことです。隣で寝ている相手が寝返りを打っても振動が伝わらないので、ボンネルコイルのように相手の寝相で何度も目が覚めるということもありません。

ポケットコイルは立っている状態に近い理想の寝姿勢を保ってくれるので、睡眠時の腰への負担軽減にも向いています。価格は少し高めですが、思い切って投資してみる価値はありそうです。

まとめ

高反発マットレスには素材による違いや特長があるので、それを上手に生かして使えばより健康に役立ちそうですね。生活スタイルによって、自分たちの暮らしに馴染みやすいマットレスがみつかるといいですね。

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