腰対策のマットレス選びで知っておきたいこと

高反発マットレスor低反発マットレス、あなたはどちらを選ぶ?

高反発マットレスor低反発マットレス、あなたはどちらを選ぶ?

高反発マットレスと低反発マットレスのどちらが健康にいいか、質のよい眠りが得られるかといったことが話題にあがりますが、実際のところその違いはどの程度眠りに影響するものなのでしょうか。高反発マットレスと低反発マットレスの違いや、合う人合わない人について解説します。

どちらも品質の違いによる差が大きい

高反発マットレスの人気が高まるにつれて、低反発マットレスは睡眠時の腰への負担が増えるとか、快眠できないないなどの評判を聞くようになってきました。でも使う人によってはメリットがデメリットになったり、反対にデメリットと言われることがメリットになったりもします。

またデメリットと言われることの多くは、低品質の製品によって起こっています。マットレス選びを始める前にそれぞれの特徴を理解しておくと、思わぬ失敗を避けることができますよ。

低反発マットレスで睡眠時の腰への負担が増える?

柔らかすぎて腰が沈み込み、睡眠時の腰への負担が増えると言われる低反発マットレス。でも実はこれは低品質なマットレスを使うことで起きていることが多いのです。

そもそも反発力が低いマットレスなのに、低品質なものは密度が低く、腰の重さを支えることができません。また不自然な寝姿勢になって寝返りも打ちづらくなり、血行が悪くなったり疲れがたまったりします。

品質の良い低反発マットレスは、体が適度に沈み込んで快適な寝心地を作り出し、体圧分散性に優れるためバランスよく体をサポートして1ヶ所に負担をかけません。問題とされる寝返りのしづらさも、高品質のものであれば熟睡を妨げるほどではありません。ただし素材の特質上、通気性が悪く蒸れやすいことや重いこと、冬に硬くなるといったデメリットは避けられません。

高反発マットレスでも睡眠時の腰への負担は軽減しない

睡眠時の腰への負担を軽減してくれると言われている高反発マットレスを買って寝ているのに、一向に軽減しないという方もいます。この場合、低品質のものを使用している可能性が高いです。

高品質のものであれば、弾力性と耐圧分散性が高く、腰に負担がかかることはあまりありません。ところが低品質のマットレスでは、密度が低く弾力性がないため、体の理想的な寝姿勢を保つことができません。

また硬いだけで耐圧分散性が良くないので、腰に負担がかかってしまいます。ヘタリも早いので、そのままそのマットレスに寝ていると、どんどん腰の沈み込みも進みます。これでは睡眠時の腰への負担を軽減も見込めないのは当然ですね。

高反発?低反発?どちらがあなたに合っている?

高反発マットレスと低反発マットレス、どちらの方が合っているかは本当に人それぞれです。目安として次のようなことをチェックしてみてください。

体重は?

体重が重い人ならやや硬めの高反発マットレスで、しっかりと体を支えてくれるものがいいでしょう。体重が軽い人なら腰が沈まなければ柔らかい低反発が向いているかもしれません。

筋力は?

筋肉がしっかりとしたガッチリ系の体格の人には硬めのマットレスが向いています。反対に筋力が弱い人や高齢の方は、寝返りを打つのも大変だったりします。寝返りを何度もしなくても血流が滞らないように、耐圧分散性に優れたマットレスを選ぶ事が重要です。

姿勢は歪んでいない?

姿勢が歪んでいて猫背がひどい、腰がひどく反っているというような人は、硬いマットレスだと苦しくなったり痛みが出ることがあります。仰向けに寝た時に腰や膝が浮くような人は、柔らかいマットレスの方がおすすめです。姿勢が良く柔軟性がある人なら、硬いマットレスでも体が痛くなることはないでしょう。

まとめ

高反発だから低反発だからということも大切ですが、品質の違いについても注意する必要がありますね。単に価格の問題だけではなく、信頼できるメーカーの製品であることはやはり大切です。

マットレスを購入するときには、素材や仕様、中材の内容などにもこだわって、じっくりと検討するようにしましょう。

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