腰対策のマットレス選びで知っておきたいこと

高反発マットレスは熱に弱い?寒さ対策はどうしたら?

高反発マットレスは熱に弱い?寒さ対策はどうしたら?

高反発マットレスは熱に弱いというイメージがありますが、冷え性の人にとっては冬の寒さをどう凌ぐかというのはかなり重要な問題です。愛用の湯たんぽや電気毛布はもう使えないのでしょうか?

高反発マットレスは熱には強くない

微妙な言い方になってしまいますが、熱に弱いですと言っているメーカーと、気をつければまあまあ大丈夫でしょうという見解を示しているメーカーがあります。

とくに熱に弱いのはエアー系と言われる、ファイバーを使った網目繊維構造素材系の高反発マットレスです。有名なエアウィーブや、アイリスオーヤマのエアリー、ブレスエアーなどがこれに当たります。

メーカーの見解としては、使えないことはないが温度には気をつけて、という立場のようです。エアウィーブは耐熱温度50℃、エアリーは70℃、ブレスエアーは70~90℃ということになっていますが、この温度に近づくと変形の恐れがありますし、自分の扱い方のせいで変形やヘタリが生じた場合は保証の対象外となります。高温にならないように注意しながら、自己責任で使ってくださいということですね。

ウレタンフォームマットレスで湯たんぽは?

一方同じ高反発マットレスでもウレタン素材のものは、ファイバー素材よりは耐熱性があるようです。

マニフレックスはエリオセルという独自素材を使っていて、温度による性能変化が少ないため、電気毛布、布団乾燥機、湯たんぽと一緒に使えるということになっています。

またモットンは50℃以上にならなければ電気毛布や布団乾燥機もOk、西川のムアツ布団シリーズは電気毛布は使ってもいいけれど、温度が落ち着いたら消してくださいとのことです。熱くなりすぎないよう注意すれば使っても良さそうという印象ですが、これもあくまで自己責任となりますので注意しましょう。

冷え性ならウレタンフォームマットレスが向いている

高反発マットレスを選ぶときに、断熱性や保温性についてあまり深く考えることはないかもしれませんが、冷え性の人にとって冬の就寝時の寒さは深刻な問題です。高反発マットレスは冬が寒い傾向があると聞いたことがあると思いますが、これはエアー系素材のマットレスについて言われていることが多いようです。

ファイバーマットレスは釣り糸のようなものが網目状になった三次元構造なので、空気をふんだんに含んで空気層が熱を保持してくれる反面、通気性が高いという特徴があります。そのため床下の冷気を通しやすく、寒さが下から上がってくるような感覚を感じやすいという欠点があります。

それに対してウレタンフォーム系の高反発マットレスは、熱の保有製も断熱性も高いので、熱が逃げにくく暖かさを保ちやすくなっています。夏はファイバー系、冬はウレタン系と使い分けられれば一番なのですが、そうはいかないのが悩みどころですね。冷え性の人がどちらか一枚を導入するなら、やはりウレタンマットレスをおすすめします。

対策はどうする?

もうファイバー素材のマットレスを使っていて、冬の寒さに困っているというなら、それなりの対策が必要ですね。断熱性が高いベッドパットや熱保有率の高いシーツや掛け布団を使う他、マットレスの下に熱を通さないアルミシートを敷くという方法もあります。

マットレスの下には断熱シート、上には冬季用の敷バッドを敷き、床から上がってくる寒気をシャットアウトしましょう。寝る前に低めの温度で布団乾燥機をかけて、布団を温めておくのも効果的です。さきほども書いたように、エアウィーブでも50℃までは大丈夫となっています。

40℃くらいでほんわりと温かくしておけば、気持ちよく眠りにつけると思います。もちろん掛ける方の寝具も熱を逃さない素材のものを厳選して、暖かくぐっすりと眠ってくださいね。

まとめ

熱に弱い高反発マットレスですが、工夫によっては冬も暖かく眠れそうです。ただし室温や環境にもよりますので、部屋の中があまりにも寒いような場所では、マットレスの選び方自体を考え直してみたほうがいいかもしれません。

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